社長のひとりごと [PRESIDENT'S BLOG] 日常の様々な出来事を徒然なるままに

京都五山送り火

昨日(8月9日)仕事を終えて、とある会合に参加するため夕方6時30分頃軽い食事を摂るため一軒の

食堂に入った。その店にはテレビが置かれ夕方のニュース番組が流れていた。その内容は・・・・。

『津波で流失した岩手県陸前高田市の高田松原の松を京都の「五山送り火」(16日)のまきにする

計画が放射能汚染を懸念する声を受けて中止された』、というものでした。

思わず箸をとめ、「なんてことを」、と絶句しました。

      なんと残酷な決定をしたのか。

daimonji.jpg会合の時刻が迫っていたため、さらに詳しい

情報を得るための時間がなく、沸々とした

気持ちで1日を終えました。

日にちが変わって、朝刊を読むと1面に-----

 「京都五山送り火」(16日)を運営する

京都五山送り火連合会は、大文字以外の4山で

岩手県陸前高田市の松で作った薪500本を

16日の送り火で燃やすことを決め、京都市は

10日、受け入れの準備を本格化させた。

京都市によると、中止決定以来、市役所に約250件の

電話やメールがあり、大半が中止を批判する声だったという。

陸前高田市で、震災遺族らのメッセージを記したまき333本を精霊の「迎え火」として燃やした

「大文字保存会」(京都市)の松原公太郎理事長は「ご容赦ください」と頭を下げた。

保存会は遺族らのメッセージを写真に撮り、後日、別の護摩木に書き写して「送り火」で使用するという。

別の護摩木に書き写して、果たして遺族の思いが本当に伝わるのだろうか?

計画が報道された6月末以降、京都市に少なくとも40件程度「放射能汚染された灰が飛ぶのでは」

など不安を訴える電話があり、関係者の自宅にも抗議の電話があった。

保存会は薪のかけらを取り寄せ、民間会社に依頼してセシウムとヨウ素の検査をしたが何も検出

されなかった。まきの使用を巡って理事会でも意見が割れたが、「不安は完全に拭えない」と中止を

決断したという。  そんなあほな。

科学的な検査をして何も無いのなら、毅然として不安の声を振り払い実行すべきだったのでは。

風評被害は関西の地で絶対に出してはいけないと思う。被災地から遠く離れ、普通の暮らしが

できている関西人の使命とも思う。

発案者の九州在住の藤原さんは、「不安に思う人がいるのなら押し通すことはない。保存会が

現地で(当初の計画から)形を変えて亡くなった人や遺族らの思いに応えているのは、誠意の表れで

感謝している」と話す。

当該地域の方ではないからご遠慮された大人の意見だと思います。

一方、京都市によると、「送り火は死者を鎮魂する場で被災者の思いに応えられる場。

『いちげんさんお断り』のようで、京都市民として恥ずかしい」「陸前高田市は原発から離れているのに、

被災地の思いを届けようとする真摯(しんし)な取り組みをなぜ中止するのか」などの意見が寄せられて

いるという。 よくぞおっしゃってくれた!

たった一夜にして、間違った判断を翻させた京都市民の皆様に、こころから敬意を払います。

五山送り火は「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の五つがあり、大文字を除く四保存会は、
現地から別の薪を受け入れ、送り火で燃やすことを決めたそうだ。保存会の英断にも拍手です。
おかしなことに市民が「間違っている!」、と声上げ、そのまちがいがすぐに訂正される。
この国の未来もまだ捨てたもんではないと感じました。
 
さて、大文字保存会が最終どのような決断を下すのか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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